ノートルダム大聖堂のオルガンコンサート |
2月20日(日)16:30~ ノートルダム大聖堂にて、無料のオルガンコンサートへ。
日曜日は、夜のセーヌ川ディナー・クルーズまでは、ずっと一人での行動になりました。トリニテ教会のミサからホテルへ帰って来て、しばらく休んで、ホテルから最寄のメトロ駅へ。
Chaussee d' Antin La Fayette 駅から7番線に乗って、Chatelet 駅で下車。一人でメトロへ乗りました。電車内は、東洋人の私が乗り込むと、やはり観光客と思われるためか、一部の周囲の視線を感じて、少し怖い気もしましたが、しっかりとバッグを持って、気をつけていれば大丈夫でした。
駅を出ると、近くにセーヌ川が。この橋を渡って、シテ島へ。
オルガンコンサートまではまだ時間があったので、ノートルダム大聖堂すぐ近くのカフェで、カフェ・オレをたのみ、しばし寛ぎました。外の景色を楽しみながら、少しボーっとした時間。
それから、ノートルダム大聖堂へ。とにかく沢山のあらゆる国の人々が、この教会の前にいました。個人的に見て廻った中では、ここが一番人(観光客)が多く、やはりパリは世界一の観光地で、特にここは人種のるつぼだと実感しました。
オルガンコンサートのためと、この大聖堂の見学の為に、かなりの行列が出来ていました。西側正面の建物のすぐ下から写真を撮ったのですが、とても細かい所までよく出来ています。ゴシック建築の傑作。
バラ窓の一つ。
ノートルダムは、聖母マリアに捧げられた聖堂で、そのマリア信仰は、キリストの母への賛歌として石に刻まれ、ステンドグラスに昇華していきました。
この大聖堂の後方にある大オルガン。
中もかなり広くて、ものすごく多くの人たちが会堂の中の周囲を見学しています。オルガンコンサートを聴く人たちは、中央に並べられた椅子に座って、コンサートが始まるのを待ちます。
この大聖堂の毎週日曜日の無料コンサートで弾いているオルガニストは、毎週違う人が弾くようになっているそうです。
この日のオルガニストは、Jean-Pierre Griveau(ジャン・ピエール・グリヴォー)氏。2011年の1月~3月にかけてのプログラムが配られました。
曲目
Prelude en mi bemol majeur BWV552 / J. S. BACH
Piece en fa / Alain Chauvet
Grand Choeur
Introduction et Variations sur le nom de Chvaille-Coll / Jean-Pierre Griveau
Fugue sur BACH n°1 / Robert Schumann
Scherzo
Toccata / Eugene Gigout
バッハから始まり、ジャン・ピエール・グリヴォー氏作曲による自作自演の演目もあり、色々なオルガンの音色を楽しむことが出来ました。演奏中も、大聖堂の見学者はそのまま会堂内を廻っているので、少し落ち着かない空間ではありましたが、この教会のオルガンの響きを聴く事が出来て良かったです。音が後ろの上の方から、頭の上を吹き抜けていくような感覚です。時間は、一時間弱くらいでしたでしょうか。
そして、先日、チャペル・プリエールの講座へ行って分かったのですが、この時に演奏したオルガニスト、グリヴォー氏が、今度5月21日(土)に、福岡のホテル日航チャペル・プリエールに招聘されての演奏会があるそうなのです!これは凄い偶然だと池田先生が言っておられましたが、演目には、メシアンの「キリストの昇天」より、も入っているので、ぜひ行きたいと早速チケットも購入。グリヴォー氏の演奏、また楽しみにしています。
コンサートが終わり、またセーヌ川にかかった橋を渡り、シャトレ駅へ向かい、メトロでホテルまで帰りました。日曜日に、二つの教会を訪れ、それぞれのオルガンの音色を聴く事が出来て大満足です。でもやはり、観光客のいない地元の信者さんの集まりであった静かなトリニテ教会の方が、印象が深かったです。
凄く鳴りますでしょう?
耳が痛いくらい・・・
いい音なんですけれど・・・
サロメも観ていらしたんですね、いいなあ・・・
そうですね!でも私はオルガニストには全く無知で、ほとんど知らないのですが、さすがピアノフォルテさんは、よくご存知ですね♪
ただ、この無料のオルガンコンサートの時は、聴衆以外にも大勢の見物客の方々が会堂内を廻っていらしたので、少し落ち着かない中だったので・・・これが静かな中での演奏だったならば、もっと素晴らしく響いて良い印象だったと思います。
ピアノフォルテさん、色々とオルガニストやノートルダム大聖堂のオルガンのこと、教えて下さって、ありがとうございました♪
バロックから現代曲まで幅広い演奏を楽しみました。今でもよく覚えています。
感動は変わらないようですね!