Harmonies poétiques et religieuses |
今度の発表会では元々、モーツァルトの Adagio h-moll (KV540)を弾く予定でレッスンも受けていたのですが、この曲がどうにも納得できる仕上がりにならず。。。譜読みはしやすかったのですが、最終的にペダリングの難しさ、意外と暗譜が難しいなど、とにかく人前で弾くにははばかられ。。。
それで先生と相談し、去年、大人だけのサロン・コンサートにて弾いた、リストの「詩的で宗教的な調べ」より第2番 "Ave Maria" を、もう一度しっかりとさらって自分のレパートリーにしたいというのもあり、今度の教室全体での発表会でも弾く事にしました。
しかし、リハーサルではヘンな緊張と、不完全な暗譜のため、特に前半が思うように演奏できず。自分にがっかり。でも他の人たちの演奏を聴くのも興味深く、また本番に向けての反省になりました。レッスンで目からウロコのような発見があったり、すごく良い勉強になったし、ちゃんとレッスンと練習の成果が出せるようにもう少し頑張りたいです。
この「詩的で宗教的な調べ」(Harmonies Poétiques et religieuses)のCDを聴いているうちに、第4番 "Pensée des morts"(死者の追憶)という曲がとても大好きになりました。この曲は少し聴いただけでは良さがわかりませんでしたが、何度も聴いていくうちにジワジワと浸透してきました。色々な要素、色々なドラマが感じられ、リストの素晴らしいピアノ曲だとあらためて感じました。
この曲は、私が弾けるような曲ではないので、もちろん聴くのみですが、こういう曲をどなたかプロのピアニストの方、演奏会で弾いて頂けたらなぁと思います。
第5番の "Pater noster"(主の祈り)は、短い曲で技巧的には難しい曲ではありませんが、静かな祈りに満ちた美しく格調高い曲です。
ピアノ曲の他にも、最近とても気に入っている曲「ファウスト交響曲」、「十字架の道行」なども、いつか生で聴けたらいいな。リストの曲はまだまだ探求が続きます。
死者の追憶も大好きな曲です。この曲の初稿は1834年の完成ですが、リストは若いころから新しい可能性に挑戦していたんですね。
リストのアヴェ・マリアの検索でこちらへたどり着かれたのですか!
「死者の追憶」 まだリストが弱冠23歳頃に初稿が出来たのですね!そんな若い時からこのような音楽を作っていたとは、また驚きです。この曲、リストのピアノ曲の中ではそれ程知られていないように思いますが、とてもいい曲ですよね。ミッチさんもお好きだとは、嬉しいです。
そういえば「詩的で宗教的な調べ」、私が持っているチッコリーニのCDは、古い方の録音のものだと思いますので、ミッチさんがブログ記事に書かれてありました、新しい方の録音の方を聴いてみたくなりました!また他の曲も音源など、色々と参考にさせて頂きますね。