バンベルク交響楽団/ブロムシュテット指揮 |
指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
ベートーヴェン:交響曲 第7番
ブルックナー:交響曲 第4番「ロマンティック」
今年85歳になられる巨匠、ブロムシュテット氏の指揮による、バンベルク響の演奏会、福岡公演へ。私は今回、3階席の後方でしたが、会場は9割ほど埋まっていたように思います。
バンベルク響の演奏は、3年前の東京(武蔵野市民会館)にて、ジョナサン・ノット指揮、ブラームスのピアノ協奏曲でエマールが出演した時に聴きましたが、その時は、完全にエマール目当てで行きましたので、エマールのピアノの事しか記憶になく。(その上、帰りの飛行機の時間などの都合で、後半の交響曲は聴けずじまいでした)。
なので今回はじっくりと聴いてみたいと思っておりました。ブロムシュテット氏は初めて聴くことに。
まず、リズムの効果を徹底的に追求したというベートーヴェン7番。リストが「リズムの神化」と呼び、ワーグナーが「舞踏の聖化」と呼んだ作品との事ですが、本当に聴けば聴くほどそのリズムの面白さを感じます。
この年齢になっても、音楽への追求と情熱を持ち続けて、あのような素晴らしい演奏を導かれるブロムシュテット氏、本当に凄いなと思います。音楽家と音楽そのものは、良い相互作用があるものなのだろうと思いながら、聴き入っていました。
後半のブルックナー4番、この曲は私は今年演奏会で聴くのがこれで3回目になります。今年はこの曲に縁があるのだなぁ。
冒頭からホルンのまろやかな美しい音色に感動。そしてとても艶やかな弦の音色、金管楽器群の華やかな響きなど、素晴らしくてブルックナーの音楽の魅力が会場に溢れ。。私は特にブルックナーの演奏に、心を打たれました。
最後は大きな拍手とブラボーで、大盛り上がり。素晴らしいコンビネーションで極上の音楽を聴かせてくれたブロムシュテット氏とバンベルク響の方々に感謝!!