ルイージ指揮 NHK交響楽団 特別演奏会 |
指揮:ファビオ・ルイージ
ピアノ:ルドルフ・ブフビンダー
演奏:NHK交響楽団
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
ブルックナー:交響曲 第9番 ニ短調(ノヴァーク版)
【1部のピアニスト・アンコール】
J.シュトラウス作曲 グリュンフェルト編曲
<ウィーンの夜会>J.シュトラウスのワルツの主題による演奏会用パラフレーズ 作品56
ちょっと時間が経ちましたが、N響の福岡公演に行ってきました。初めてブフビンダー氏のピアノを生で聴けるのも楽しみでしたし、好きなブルックナー9番が聴けるのも楽しみでした。客席はほぼ満席。
ブフビンダーは、大ベテランであるのに、瑞々しく軽やかで流れるようなモーツァルトを聴かせてくれ、アンコール曲と共に、さすがだなぁと感じさせてくれました。
それからブルックナー9番を聴くのは、2011年の秋に、スクロバチェフスキ&ドイツ放送フィルの演奏で聴いて以来です。演奏の違いなどは、私にはまだまだ分かりませんが、やっぱりブルックナーの音楽がすごくいいなと感じた演奏会でした。
ブルックナー休止、また各楽章が終わった時の、残響音までもすごく心地良く、この曲の力強さ、繊細さ、美しさをたっぷりと感じることができました。
ルイージ氏は私が勝手に思っていたイメージよりも、情熱的な感じで、N響と共に熱い演奏を披露してくれ、どの楽章も全て心に響いてくるものがありました。今回もまた、ブルックナーがすごく良く感じて、前半のモーツァルトの印象が薄れてしまうくらいでした。
でも来たる、1月27日は、モーツァルトの誕生日です。その日は、福銀ホールにて、鈴木優人氏指揮、九響による、オール・モーツァルト・プログラムの演奏会を楽しみたいと思います。