李 心草 指揮/九響定期 徐、ラヴェル、シベリウス |
指揮/李心草(リ・シンサオ)
ピアノ/ベン・キム
曲目/徐振民:交響詩「楓橋夜泊」
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
シベリウス:交響曲 第2番 ニ長調 作品43
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2017年 11月 12日
11月10日(金) 19:00~ アクロス福岡シンフォニーホールにて。
指揮/李心草(リ・シンサオ) ピアノ/ベン・キム コンサートマスター:三上 亮 アジアから一番近い日本のオーケストラ 九響では、積極的にアジア系の指揮者、ソリストを招いています。今回の指揮者は中国から、そしてピアノのソリストは、韓国系アメリカ人という事で、私は今まで知りませんでしたが、とても良い演奏会でした。 最初の曲は、中国の現代作曲家 徐振民が1991年に作曲し、外山雄三指揮にて同年、東京芸術劇場にて初演されたそうですが、私の何となくイメージしていた中国風な曲相とはちょっと違って、何とも心に染み入る美しい曲でした。初めて聴いてもそのゆったりとした曲の流れが、すーっと心になじんでくるようで、また聴きたいと思う素敵な曲でした。個々の楽器の魅力ががよく現れてもいて、李氏がこの曲をやってくれて良かったです。 そしてラヴェルのピアノ協奏曲ト長調。管楽器の面白さが散りばめられていて、ピアノ・パートも素晴らしく魅力的で、何度聴いても、心がはずむような楽しい曲です。ピアノのベン・キム氏、第一、第三楽章は、本当に軽やかにリズミカルで素晴らしく、第二楽章は、かなりテンポを揺らしていましたが、一音一音を愛おしむように弾いているのが印象的でした。第二楽章では、私も心の中で一緒にピアノを弾いているような気持ちで聴きました。 そして、ピアニストのアンコールでは、カプースチンの曲を。ジャズ風な流れから選んだのかと思いますが、ラヴェルのあとに、素敵なアンコール曲でした。今後注目していきたいピアニストの一人です。 後半のシベリウスの交響曲は、初めて聴く曲ですが、李氏の指揮とあいまった九響の熱演、とても良かったです!
by klavier1022
| 2017-11-12 16:28
| コンサート
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