Barbara Hannigan (soprano) |
久しぶりに、ベルリン・フィルの Digital Concert Hall のアーカイヴ映像を観ました。
2010年2月4日の演奏で、時間の関係で、今日は取り合えず、2曲だけ。指揮はラトル氏、コンマスは樫本氏。
・ベートーヴェン ピアノ協奏曲第1番
piano 内田光子
・リゲティ Mysteries of the Macabre (コロラトゥーラ・ソプラノ&オーケストラ版)
soprano バーバラ・ハンニガン
内田さんのピアノは、明確なタッチでとても美しい音色を奏でられ、オケとの息もピッタリで、素晴らしいと思いました。私はパソコンにヘッドホンで聴いているので、限界はありますが、ピアノを弾いている手元や、指揮や、オケの演奏もよく映してくれていて楽しいです。内田さんのピアノ協奏曲、別の日の4番や5番もまた聴いてみよう。
それから、リゲティの"Mysteries of the Macabre"という曲は今回初めて聴いて、内容は分かりませんが、とてもインパクトがあって、面白かったです!これを歌った、バーバラ・ハンニガンというソプラノ歌手の方、とても凄い、と思いました。
これは、歌うのも相当難しいと思われますが、とても細い体からパワフルな高い歌声を響かせ、素晴らしい表現力があって、惹きこまれました。歌詞の内容は分からない私でも、リゲティの音楽と、BPOの演奏、そしてこの演技力のある歌手のお陰で、とても楽しめました。
曲の途中で、ラトル氏が叫んで動いたり、オケのメンバーが声を出したり、楽器以外の効果音が使われていたり、多彩な表現を盛り込んだ作品でした。
ハンニガン、公式HPを見てみると、バッハやヘンデルなどのバロック期から、現代ものまで、とても豊富なレパートリーがある方です。他の作品も聴いてみたいな。
こんな、新たな発見もあり、遠く日本にいながら、BPOのコンサート映像が観られるというのは、とても有難いなと思います。