ベルリン・フィルハーモニー 9月の気になる演奏会 |
まずは9月8日(土)20:00~(ベルリン時間) の演奏会。2曲目、アイヴズの曲では、ピアノでエマールが登場します!全部知らない曲だけど、エマール登場なので、私にとっては大注目です。それにしても、アメリカ人の作曲家ばかりによる独創的なプログラム。
インゴ・メッツマッハー(指揮)
ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)
・ジョージ・ガーシュウィン「キューバ序曲」
・チャールズ・アイヴズ
「ピアノ、管弦楽、混声合唱のための交響曲第4番」
・ジョージ・アンタイル「ジャズ交響曲」(1955年版)
・レナード・バーンスタイン
《ウエスト・サイド・ストーリー》より「シンフォニック・ダンス」
そして、同日の夜(レイトナイト)22:30~(ベルリン時間)よりエマールの演奏で、
チャールズ・アイヴズ「ピアノソナタ第2番」《マサチューセッツ州コンコード 1840-60年》の演奏が!これも Digital Concert Hall で視聴できるとはとっても嬉しい!この曲、フルートは、やっぱりCDでも共演したエマニュエル・パユが吹くのかな?あと、ヴィオラは?......
11月のトッパンホールでのエマールのリサイタルの予習にもなり、CDだけよりも視覚的に演奏するところを見てみたいので、興味深々です。私もアイヴズが好きになれるだろうか?
それからもう一つ気になるコンサート。
9月24日(月)20:00~(ベルリン時間)、オルガニスト、キャメロン・カーペンターによるオルガン演奏会。Digital Concert Hall でオルガンだけの演奏会を聴くのは初めてですが、プログラムが非常に興味深いのです。
・J.S.バッハ
チェロ組曲第1番ト長調BWV 1007より前奏曲(オルガン編曲)
・J.S.バッハ
幻想曲とフーガト短調 BWV 542
・J.S.バッハ
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調より(オルガン編曲)
・イサーク・アルベニス
《イベリア》第1巻より〈エボカシオン〉
・キャメロン・カーペンター
《サイエンス・フィクション・シーンズ》 I. What Struggles Within (Homage to H. P. Lovecraft) II. You Were Now III. Visions of the Organ from Space (初演)
・リヒャルト・ワーグナー
楽劇《ジークフリート》より〈森のささやき〉(オルガン編曲)
・チャールズ・アイヴズ
《コンコード・ソナタ》より第3楽章〈オルコッツ〉
・フランツ・リスト
コラール《私たちへ、魂の救いを願う人々へ》による幻想曲とフーガ
この、キャメロン・カーペンターというオルガニストの事は今まで知りませんでしたが、一見オルガニストには見えない容貌や、作曲もする、という事で、何だか気になる演奏家です。今回は自作の曲も演奏されます(初演)。オルガニストは作曲をする人も多いのでしょうか?(ジャン・ピエール・グリヴォーもそうだった) あとバッハ、などの他に、ここでもアイヴズの曲が演奏されます。ワーグナーの曲も、オルガンだとどんな感じなのか興味深々です。
そしてプログラムの最後、リストの『コラール(私たちへ、魂の救いを願う人々へ)による幻想曲とフーガ』がさらに楽しみです。この曲は、一度実演を聴いた事もあり、CDでも聴いていますが、私も非常にインパクトを受けた曲です。リストの最初にして最大のオルガン曲という事で、演奏時間は30分ほど。これらのプログラム、とてもワクワクさせられる演目で、今から待ち遠しいです。
ベルリン・フィルの来シーズンは、他にも興味深い演目が多くて、私にとっては今シーズンよりも楽しみ倍増です!