サン・ヴァンサン・ドゥ・ポール教会のミサへ |
この教会へ来た理由は、この教会の前方が、「フランツ・リスト広場」になっているから!この事はまた次の記事に書きたいと思いますが、そのためにここまで足を延ばしました。
最初、ポワソニエール駅の出口に出たけれど、そこからは教会は見えなかったので、どっちの方向かな?と例のごとく迷っていると、後方から教会の鐘の音が聞こえてきました!ミサが始まる15分前でしたが、その鐘のお蔭で鐘の方向へ歩いていき、教会を見つけることが出来ました。この日もすごくお天気が良かったです。駅から歩いて数分程度です。
この教会は、サント・トリニテ教会よりは小さい教会で、本当に地元の方々だけが集っている教会という様子でした。小さいと言っても、もちろん日本の一般的な教会よりは、はるかに大きいです。会堂内は厳粛なものでした。
ここも、私が入った時はまだ人がまばらでしたが、ミサが始まる5分くらい前からにどーっと人が集まってきて、200人くらはいらしたでしょうか。
神聖なミサの時間。パイプオルガンの奏楽が響き、何曲か会衆賛美が歌われます。世界共通で分かる(ラテン語かな?)グローリア・グローリア・インエクセルシスデオ、そして、アレルヤ、などの歌詞。また歌詞カードに書かれてあるフランス語の会衆賛美で、"C'est toi qui nous appelles" という歌が、印象に残りました。
神父様のメッセージは、もちろんちゃんと意味は分からないけれど、以前初めてパリへ来た時よりは、フランス語の単語などが断片的に少し分かるだけでも良かったかな。でもまだまだです。。
礼拝の途中に、ここでも隣や前後の人と、コミュニケーションを交わす時間がありました。家族や親しいもの同志は、互いに頬にキスをしたり。私は当然見知らぬ異邦人なので、隣前後の方々と握手を交わしました(前の席の子供が可愛かった!)。皆さんの笑顔が嬉しかったです。
この教会が、リストと何らかのゆかりがあるのかどうかは、不明です。教会に置いてあった冊子などには、リストの事が書かれたものは見当たりませんでした。ただ、この辺りにリストが住んでいた事があるのは確かなようなので、彼がこの教会を訪れていたという可能性はあるかも?
ミサは11時30分には終わりました。1時間のみ。フランスのカトリック教会は、一日に2回に分けてミサを行ったりしていますが、一回の礼拝時間は短いようです。
でもこんな感じで、現地のクリスチャンが集う教会の礼拝に参加できるのは、私にとってはとても嬉しい事で、それも欧州旅行の時の楽しみの一つです。
日曜日の午前中で、街も静かで車も少なく、平和な落ち着いた時間が持てました。
でもパリでリストゆかりの教会というと、やはり、レ・アルの、サントゥスタッシュ教会になるのかな?