九響定期/ダニエーレ・ルスティオーニ指揮 |
九州交響楽団 第331回定期演奏会 (2014年シーズン初日)
指揮:ダニエーレ・ルスティオーニ
チェロ:ウェン=シン・ヤン
プッチーニ/歌劇「マノン・レスコー」間奏曲
ドヴォルザーク/チェロ協奏曲
ムソルグスキー/組曲「展覧会の絵」(編曲:ラヴェル)
今シーズンの始まり。指揮のルスティオーニ氏の事は、若くして2012年にミラノ・スカラ座にデビューしたとクラシカ・ジャパンで紹介されていたのをちらっと見たので少し知ってはいましたが、演奏を聴くのは初めてでした。
表情豊かで活気ある、若さと情熱あふれる感じの方で、明るいイタリアを象徴するような方。もうすっかり楽団員とも溶けこんでいる雰囲気でした。
チェロのソリストも私は知りませんでしたが、既にロリン・マゼールやマリス・ヤンソンスなどとの共演も多々あり、バイエルン放送交響楽団の首席も務めた経験があるという、経験豊富な方です。
ドヴォルザークのチェロ協奏曲も素晴らしかったし、アンコールの曲も、超絶技巧が駆使されたような曲で、すごかったです。(前半の曲目はよく知らず、ちゃんと感想が書けません。。)
それから一番楽しみだった「展覧会の絵」。この曲は、ピアノの原曲よりも、ラヴェル編曲のオケ版の方を最初に知って、(高校の芸術選択で音楽を取っていたので、その授業で録音を聴いたのが初めてだったかもですが)昔、10代のころから親しみのある曲でした。
最初のトランペットのプロムナードからとても良くて、ルスティオーニ氏の非常に快活な指揮により、生き生きとした音楽がつむぎだされていました。管楽器大活躍で、きっと奏者も楽しいだろうなぁ、なんて思いながら聴きました。
色彩豊かなこの曲。素晴らしいラヴェルのオーケストレションで、色々な展覧会の様子が思い描かれるようで、とても楽しめました。最後のキエフの大門は、とても熱く迫ってきて盛り上げてくれました!
最後のアンコールは、指揮者が曲名を伝えてくれたマスカーニの曲。今度は弦楽器のしっとりとした美しさで、弦の魅力を堪能。馴染みのあるこの曲ですが、心にジーンと響きました。
地元民としてもっと九響を応援したい!と思わされた演奏会でした。
九響さんの今シーズン開幕コンサート、私も伺いました。大変な盛り上がりでしたね(^^)
今回は指揮者やコンマス、さらに比較的最近の新入メンバーや客演首席など「実力派若手奏者の活躍」が際立つコンサート、という印象でした。
じつは、個人的に楽しみにしていたチェロコンよりも、そのあとの「展覧会」に更に感激してしまい、何だかとっても得したような気分になりました(笑)
klavierさまも仰る通り、快活で生き生きとした指揮にこの曲は相性も良く、オーケストラも熱演で素晴らしかったです。
天井桟敷の私の席からは、後方の管楽器や打楽器がそれは楽しそうに次々にソロを決めて行くのが見えて、視覚的にもとてもわくわくしました。
こうしてklavierさまとご感想を(web上で)お話するのも最近のコンサートの楽しみのひとつになってきました(^^)
今後ともどうぞよろしくお願いします。
私も早めに今回のレポアップしたいと思います。。
こんばんは。また同じ音楽を共有できて嬉しいです!「展覧会の絵」は、とても良かったですね。
dalilaさまはバルコニー席なのですね?そこだと管楽器奏者がよく見えて、特に「展覧会の絵」みたいな曲は、見ていても楽しいでしょう♪この曲は私も上から見たかったです。
昨日は末永文化センターで、今日はまたアクロスで、演奏会だったのですが、それもまた内容が深く、充実していたのですが、なかなか私の稚拙な言葉では表現できそうもありません。その感想アップはちょっと遅れそうです。
dalilaさまの記事も、また楽しみにしていますね☆