バッハ コラール前奏曲より、ブゾーニのピアノ編曲版 |
現在は、来月行われるピアノ教室恒例の、先生と大人の生徒だけのプライベート・ピアノ演奏会に向けて、バッハのシンフォニア第4番と、ハイドンのアダージョ ヘ長調の練習をしています。
ペダリングで迷いが生じたハイドンと、何度練習してもなかなか自信が持てないバッハのシンフォニアで結構苦労しております。
しかし、仕事や日常を忘れ、ピアノの練習に没頭する時間は、私にとってはリフレッシュできる大切なひと時でもあります。自分の足りなさに苦労しながらも、ピアノに集中できる楽しいひと時。
その曲とは別に、もともとは J.S.バッハのオルガン、コラール前奏曲「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる」を、ブゾーニがピアノ用に編曲した版に少し前から取り組んでいます。
この曲は、ブゾーニの他にも、ケンプや他の人の編曲版もありますが、私はブゾーニ版にて。
この曲、オルガンでの演奏は、去年の春、東京芸術劇場にて、鈴木優人氏の演奏で生で聴く事が出来ました(素晴らしかった!)。もともとはバッハのカンタータの中の曲のようです。とても美しい旋律があり、内声も大切で、良い勉強になります。
譜読みは終わり、一度だけレッスンで見てもらいました。何ヶ所か、10度の和音が登場するために、技術的な問題がありますが、先生のアドバイスを受け、下の左手の箇所などは、2回連打のうち、一回目のみアルペジオで4つの和音を弾く事にして二回目は普通に届く下3つの音だけにするとか、苦心しておりますが、大好きな曲なので何とか頑張ってみたいと思います。
この曲の録音も色々あり、ピアニストによってテンポや装飾音的な箇所の弾き方が違ったり、聴き比べもおもしろいのですが、シモーヌ・ディナースタインの演奏も(下のCD一曲目に入っている)いいなぁと思いながら聴いています。