小泉和裕指揮/九響定期 シューマン&ブルックナー |
九州交響楽団 第335回定期演奏会
指揮:小泉和裕
ピアノ:アンドリュー・フォン・オーエン
コンサートマスター:扇谷泰朋
シューマン/ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
ブルックナー/交響曲第1番 ハ短調<リンツ稿>
(ピアニスト・アンコール ショパン:ノクターン2番)
定期公演の後期スタートです。
前半、シューマンのピアノ・コンチェルト。今回のピアニスト、何度か福岡にも来ていますが、私は今回初めて聴きました。
くっきりした輪郭、そして美しいピアニッシモで聴かせてくれました。
(ライプツィヒのシューマン・ハウスに飾られているシューマンとクララの肖像画)
ところでこの曲の冒頭主題、ドイツ音名で c - h - a - a は、Chiarina(キアリーナ)という名前に基づくもので、クララの事を指しているのですね(プログラムより)。
ピアノ曲の「謝肉祭」にも ”キアリーナ” という曲があるけれど、クララの事とは知らなかった!
(シューマン・ハウスのピアノ)
後半のブルックナー1番は、CDを数回流して聴くだけの予習しか出来ずに、この曲の事はまだほとんど分かりません。
ですがゼクエンツの多用など、既にブルックナーらしさが感じられ、管楽器の響きが特に印象的で、熱演でありました。
因みに今回は NHKのカメラが入っていて、11月23日(日)の「クラシック音楽館」で放送される予定だそうです。