コンセール・エクラタン福岡 古楽シリーズ ドイツ生まれの三本柱 |
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2021年 04月 14日
コンセール・エクラタン福岡 第28回主催公演 古楽シリーズVol.15
久留米公演 4月 9日(金)19:00~ 石橋文化センター 共同ホール 福岡公演 4月10日(土)15:00~ あいれふホール バロックの呼吸! ~ テレマン、バッハ、ヘンデルの軌跡 ~ G.P.テレマン トランペットと弦楽のためのソナタ ヴィオラ協奏曲 「全世界よ、主に向かって歓呼せよ」 J.S.バッハ カンタータ第156番より アリオーソ クリスマス・オラトリオより「偉大な主、強い王よ」 G.F.ヘンデル 組曲イ長調 (チェンバロ独奏) メサイアより「トランペットが鳴り響き」 歌劇リナルドより 「来てくれ、愛しい人よ」 「復讐の女神の蛇たちが音を立て」 アンコール ヘンデル:オンブラマイフ(久留米公演、福岡公演) ヘンデル:リナルドより「復讐の蛇たちが音を立て」(福岡公演) ゲスト奏者 バロック・トランペット:斎藤 秀範 バリトン:加耒 徹 バロック・チェロ:山本 徹 コンセール・エクラタン福岡 バロック・ヴァイオリン:廣末真也、倉田輝美、城田 恵、高岸卓人(賛助出演) バロック・ヴィオラ:松隈聡子 コントラバス:武冨祐子 チェンバロ:西野晟一朗 バロック・トランペット:渡邊裕介 心待ちにしていた演奏会、特別なプログラムとゲスト奏者の方々とエクラタンの、素晴らしい2日間となりました。 加耒さんが、せっかくトランペットの斎藤さんと共演出来るから、たくさんトランペットとの曲を歌いたいという事で、マタイ受難曲から、ヘンデルのリナルドの曲へ一部曲目が変更となりました。(嬉しかったです!) 1曲目、テレマンのトランペットと弦楽のためのソナタは、歌心に満ちたメロディの曲で、斎藤さんのトランペットのふくよかで柔らかく明るく澄んだ音色が印象的で、山本さんのチェロも際立つ場面もあり、また軽快な三楽章は楽しく弾むようなアンサンブル。トランペットの装飾音もすごく素敵でした! 2曲目のテレマンのヴィオラ協奏曲は、この時に初めて聴きましたが、ヴィオラの松隈さんがとても気持ちを込めて音を愛おしむように美しく演奏されました。廣末さんのヴァイオリンも光っていました。とても良い曲ですね! 次には、バリトンの加耒さんが登場され、テレマンのカンタータを。初めて聴いた曲ですが、加耒さんの威厳あふれる歌声や豊かな表情で一気に引き込まれ、その声の魅力とトランペットや弦楽器とのアンサンブルがとても親密で素晴らしかったです。 テレマンは今までに実演ではあまり聴いた事がなかったのですが、すごく良い曲がいっぱいで、これからもっと聴いてみたいと思いました。 ↓下の写真は、コンセール・エクラタン福岡のtwitterより。 休憩の後は、バッハ。カンタータ156番から「アリオーソ」。チェロの山本さんがバロックの香り漂う美しいメロディを奏でられました。このメロディは、チェンバロ協奏曲の方を先に知って親しんでいましたが、今度カンタータ156番を全部聴いてみたいと思います。 それから、バッハ、クリスマス・オラトリオより「偉大な王、強い王よ」では、加耒さんの歌と、トランペット斎藤さんがとても素晴らしい威光にあふれる演奏を披露して下さいました。加耒さんの歌声と、トランペットの輝かしい響きで、聴いているこちらも背筋が伸びるような気持に。 プログラムと一緒に、歌詞対訳と詳しい曲目解説書があり、これも充実していて、バロック時代のトランペットの事が詳しく書かれてあったり、曲の内容や背景、初演当時の評判など読み物としても面白くて、大切に保存しておきたいです。バロック・トランペットの非常に高度な技術が必要とされる奏法の事など、本当にトランペット奏者ってすごいなって尊敬致します。 そして曲間には、廣末さん、山本さん、斎藤さん、加耒さん、西野さん(久留米のみ)のお話もあり、今回のプログラムや楽器についての大変興味深いお話もして下さいました。ありがとうございます。 それからヘンデル。 まずチェンバロの独奏による組曲イ長調。西野さんのソロ演奏でした。こんなに良い曲が、ヘンデルのチェンバロの曲にもあったのですね。プレリュード、アルマンド、クーラント、ジーグまで、繊細なチェンバロの魅力を楽しみました。 次にいよいよすごく楽しみにしていましたメサイアより「トランペットが鳴り響き」!今回、加耒さんと斎藤さんが共演との事で、廣末さんがぜひこの曲を演奏してもらいたいとリクエストしたそうですが、本当にこんなに間近で聴けるなんて!BCJのメサイア公演はオンラインで聴きましたが、今回ライヴで聴けて感無量です! 加耒さんが「The trumpet shall sound,......」と歌い、斎藤さんのトランペットが輝くように高らかに響き、高貴な演奏で包んでくれました。加耒さんの表情も誇り高く、斎藤さんとお互いの演奏を楽しんでいらっしゃるようで、最高に素晴らしかったです!! 続いて歌劇「リナルド」より2曲。最後の「復讐の女神の蛇たちが音を立て」では、斎藤さんと、二年前の古楽祭で斎藤さんのバロック・トランペットのマスタークラスを受けられたエクラタンの渡邊さんが、2人でトランペットを吹かれて、すごく良かったです!加耒さんの力強い歌と、弦楽器とのとっても華やかで素敵なアンサンブルでした! 加耒さんは、ドイツ語、英語、イタリア語と、どの曲も加耒さんの言葉になり、艶やかな声で、それぞれの曲に一瞬でその役になって聴衆を引き付けられました。 ↓の写真は、加耒徹さんのtwitter より。素晴らしい演奏者の皆様。 アンコールには、久留米公演ではヘンデルの名曲「オンブラ・マイ・フ」をしっとりと加耒さんが歌い上げてくれました。 福岡公演のアンコールでは、「オンブラ・マイ・フ」に加えて、本プログラム最後の曲、全員で演奏するリナルドより「復讐の女神の蛇たちが音を立て」を。すごく盛り上がりました! 親密な雰囲気の中、楽しく贅沢なコンサートを、本当にどうもありがとうございました☆彡 会場ではSOA時代のメンバーの方々とも沢山お会い出来て、感動を分かち合えて嬉しかったです。ふりかえると胸がいっぱいで、私はまだしばらく、この演奏会の余韻に浸っております。。 この素敵なコンサートの模様全体は後日、5/1~5/16まで、有料にて動画配信されるそうです。遠方などで来れなかった方のため、また再度じっくりと鑑賞したい方のため、嬉しいサービスをありがとうございます。もちろん私もGWからゆっくり視聴したいと思います。コンセール・エクラタン福岡のHP にて。
by klavier1022
| 2021-04-14 22:36
| 古楽・古楽器
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